ラボ協会
 最近「写真」という言葉が安易に使われているのに対して、「写真感光材料工業会」より、「写真」の定義に関するガイドラインが発表されましたのでご紹介します。
デジカメプリントも従来からの写真店や現像所で作られる「銀塩プリント」が本当の「写真」という事になります。「カンタン、キレイ、ナガモチ」するのは銀塩カラープリントです。自信を持ってお薦めします。

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 永年にわたり銀塩システムにより築き上げてきた「写真」は、その極めて高品質かつ安定した性能という優れた特長により一般消費者より高い評価と信頼を得ている伝統ある商品である。デジタル化の進展等により、この「写真」に似た商品が販売されているが、
一般消費者に誤解を与え、混乱をおこしている。そこで当会としては「写真」という用語
使用についてガイドラインを設けることにした。

1. 「日本工業規格 Z8120」による写真の定義
「写真とは、光、放射線、粒子線などのエネルギーを用いて、感光物質上に視覚的に識別でき、かつ、ある期間持続性がある画像を形成する技術及び記録された画像」と定義されている。典型例が従来からの感光材料を使用する写真である。
2. 「写真」用語使用の可否
(1) 撮影の場合 デジタルカメラでも「写真を撮る」というのは可。
<理由> 光で撮影している。 
(2) 出力の場合 
インクジェット方式、昇華型方式及び感熱方式で出力したものを「写真」または「写真プリント」と表現することは不適切。
但し、上記1の定義には該当しないが、次の場合は可。
 [1] 「写真」の前後に出力方式を付したもの
 [2] 「写真」との対比でグレードや調子を表現したもの

具体的な使用例
適 切 (例) 不 適 切 (例)
[1]インクジェット写真
[2]IJ写真
[3]フォトグレード
[4]写真画質
[5]フォトライク
[6]写真調
[1]写真
[2]フォト
[3]写真プリント
[4]フォトプリント

<参考>「ISO 18055-1 Photography and imaging −Inkjet media: Classification, nomenclature and dimensions− Part 1: Photo-grade media (paper and film)」がISOの規格として発行準備中。その第4項「インクジェット媒体のタイプ別用語と分類」の中で「写真グレード媒体は、印刷されると従来の写真に匹敵する画質、解像度、粒状性、鮮鋭度、調子再現および色再現において作成することができる受像層をもった紙またはフィルムのいずれかである。(写真感光材料工業会で仮訳)」と規定されている。   

以上

平成16年5月19日
写真感光材料工業会
(社)日本写真学会「写真の定義」

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